*** Wishing you Happiness ***

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皆様の温かい応援に、感謝しております

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【Photos by Ebico (海老原博和)】


音楽を奏でるような、素晴らしい日々になりますように


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Photo by Satomi Ito


コンサート・サロン “Les ailes”(レ・ゼール)

2020年02月11日

建築士


サロンに来て下さった、建築士さんをされている

とてもキュートな女性との印象深い思い出があります


一緒に居た時、ちょうど地震が起こった事がありました


大きな吹き抜けの建物に居たので

高い天井の方で、何枚もの大きく立派なガラスの窓が音を立てて

ガチャガチャとせわしなくぶつかり

一瞬崩落でもするかと見上げました


すると「さとみさん、大丈夫です」

落ち着いた口調で説明してくれます


「設計上、地震の揺れの力を逃がす為に

あえて動くようにしてあるので、心配ないですよ」

と、微動だにせず理路整然と穏やかにスッキリ説明して下さいました

素晴らしい説得力ぴかぴか(新しい)


こちらは、デザインが綺麗とか空間が広がって開放的!

という表の認識でしかない建物に対して


躯体の設計から力のかかり方、どの方向にどう逃しているのかなどまで

キッチリ認識されて建物にいるんだ、と思ってみると


設計士さんって、凄い!(笑)

Satomi
タグ:Talk
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2020年02月10日

調律法と響き


ピアノの技術者さんが調整に来て下さって

ご一緒にスピネットの調律も、楽しそうにやっていかれましたわーい(嬉しい顔)


その折に、私の説明が不十分で

古典調律で合わせて頂く旨が詳しく伝わっておらず

弾いたら、平均律じゃん!(笑)

となりまして、どの調もお陰様で均等に唸る唸る・・・


そこで実際に調律法を変えると、どの位の違い響きにがあるのか

楽しく実演することになりました


まずは、その平均律でF−DurとG-Durの曲を

パラパラと冒頭から弾いてみて

今度は古典調律で合わせ直して頂き

同じ曲目を演奏すると


「あっ・・・!こっちのが綺麗だ(笑)」

と、耳で確認してご納得いただいたようでした


ピアノ調律と違って、ものの5分程度で速やかに合わせてしまえるので

(しかも調律のプロですからね・・・)作業時間は短いです


普段は、自分で古典調律をしています

比べると音の取り方が甘いなと感じます

やはり技術者さん、プロは違いますね


和音の響きがより輪郭もクリアに、美しく瑞々しく聴こえます

ごく微細なピッチの取り方や、重ね方や、音の止め方も

みんな技術が違うのだと思います


それに、一時的に重要なコツを教わっても

すぐにどうこう出来るレベルのものではありませんから

これが腕前というものですねあせあせ(飛び散る汗)

私が行うと音が止まらない現象の敗因も、教えて頂きました


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平均律の響きが染みついている技術者さんの耳には

一瞬、高いとか低いとか個別の音のピッチの違いを

反射的に取ってしまうようです


調によって、ギュッと絞るような唸りが多かったり

純正で美しく響いたりする、その違いが

表現に味わいをもたらしています


緊張感から、穏やかに変化したりする独特の表現は

現代のピアノのような大振りなダイナミクスレンジとは

まるで違った、ごく繊細な振り幅の中に

ニュアンスの差を付けて表現していきます


あまり大きなホールに置いてしまうと、チェンバロは

その微細な変化の良さが散ってしまって聴き取れないです


かつてお客さんで良く聴きに行っていた頃も

チェンバロご専門の技術者さんにお聞きしてみると

楽器の周りに集まる規模での演奏に最適、との

印象を受けるご回答でした


レジストレーションは、お家の楽器は若干時間がかかるので

オルガンのようにスムーズには行かず

一度曲を止めてしまう為、1月は使わず終いでした


発音時の音にだいぶムラがあるので

そこも調整ができるのかどうか確認して、試してからですね

宿題いろいろです

Satomi
タグ:Cembalo
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2020年02月08日

水墨画


録音のチェックをしていますが

フルーティストの舞さんが吹く、ユーの冒頭の演奏が

まるでキリッとした水墨画のように感じられて

情景が浮かび上がるようで、素敵です


息で見事に描いていく筆の線のような

緊迫感と険しさと、品格のある景色

それらが墨の濃淡や勢いで語られるごとく

世界を描きます


古の物語の中にふと迷い込み、佇んでいる気がします


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別の作品でも、聴いて下さったお客様が

こんな風にイメージをした終演後に色々とお話して下さり


バリエーションで、それぞれ違ったキャラクターの

表現が出て来る個所で、冬を感じたり、春を感じたり

そうか、その前のは秋だな・・・と

そう思いながら聴いていたと話して下さいました


また同じ作品の中で

過去の大切な思い出が、見事にトリガーとして思い出されて

涙が止まらなくなっていらっしゃったお客様もいらして


同じ一つの作品の演奏の中に

様々な想いや、思い出や、感触や、思考や

その空想に、たゆたうように遊ぶゆとりであったり

作品によっては、内容が重ければ強烈に何かを感じることもあります


「私の大好きな曲を演奏してくれて、ありがとう!!」

と帰り道に、お出口で手を取って下さったり

いまここで自分の為に演奏してくれている

という感触が持てるのが、嬉しいと各所感想を頂きました


心の中に住まう大切な思い出を

最初から第三者の私達が知ることは出来ませんが


音楽の中から、メッセージが降りて来ることも

そうした不意の巡り合わせがあることも


そこから必要なテーマを、はたと見つけられて

豊かに感謝や愛情の瞬間に気付かれることもあります


演奏するこちらも、気付きの連続です


毎回、舞さんとシェアさせて頂いていますが

良い部分も、改善点も正面から見つめてお話ができるので

日頃のお仕事も含めて、生かしながら内容を深めながら

歩んでいくようです

Satomi
タグ:MAI
posted by satomi at 00:00| Comment(0) | Concert Salon