母親が学生の頃、美大に行きたかったらしく
祖父に相談したけれど、叶わなかった事を
きっと思い残している一つとして
話したのだろうと思います
今からでも、大人になってから
自分で学費を出す形でいつでも大学に行けます
是非学びたいと思えば、実現できますから
その話もお伝えしました
恐らくですが、当時の祖父は
家族やら親戚やら、病人もみんな
それこそ8人を養うような状態で働いていました
成績優秀で、母はいつも奨学金を取っていて
「親孝行してくれて、ありがとうな」と
祖父母から言われていたとは言え
美大の学費までは、手が回らなかったと思います
当時、応援してもらえなかった寂しさが
心の中に残っていたのかもしれません
私の叔父が、会社経営をしていて
(将来それぞれ結婚してからご縁を頂いた人物で
その頃はまだ、家族の中には存在していませんが)
“きっとね、おじちゃんの子供だったら
『よーし!何千万でも、学費はいくらでも出してやる!
その代わり芸大に行け!
トップの大学でなかったら認めないから、絶対にそこを目指せ!』
と言っていたと思うよw”
(※別件で、私まで、芸大に行けと言われました)
留学でも、子供が希望すれば叔父なら真っ先に
費用を捻出して、出してくれたろうと思います
祖父は学費を出してやりたくても、応援してやりたくても
それだけの家族を養っていた当時の経済状況では
やはり厳しいものだと思います
それは応援していなかった訳では決して無くて
自分が不甲斐ない、可愛い娘の学費も出してやれないと
情けなく思っていたのではないかな?
と母に話しました
少し気持ちが落ち着いたようです

もし美大に進学していたら、父とは会えなかったでしょうし
そのまま同じ職場で、運良く出会える機会があって
父の仕事ぶりや昇進の勢いに憧れて
母の素敵な様子に、好意をお互いに寄せて
好きな人との結婚ができて
幸せなことだと思います
そんな話(説得?)をすると
夫婦間が、穏やかになったようです

無理に決められた政略結婚などでなく
お互いに願いが叶って、ゴールインしたのですから
素晴らしい事だと思いますね
Satomi
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