*** Wishing you Happiness ***

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【Photos by Ebico (海老原博和)】


音楽を奏でるような、素晴らしい日々になりますように


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Photo by Satomi Ito


コンサート・サロン “Les ailes”(レ・ゼール)

2015年10月28日

楽器によるミニ回復法


スタインウェイは、華やかに奏者をカバーしてくれて

曲のジャンルも、非常にマルチに対応できる素晴しさがあり

王者の貫録をもった名器です




・・・が



上手く弾かないと

スタインウェイだって、やっぱり

美しくない音が鳴ります




一流のピアニストは

滑らかでファンタジーに溢れた

素晴しい世界を、スタインウェイから引き出します




ふと思いました


楽器や歌のソリストの方達が、スタインウェイだと

演奏しにくいと仰ることが、ままあります




派手な音が鳴るので、自分が食われてしまうとか

お互いの音が馴染まないで、分離するとか


その辺りの問題で、言われるのですが



上手いピアニストであれば、バランスも音色も

絶妙にコントロールして音楽を作っていくので



決してそんな感じの「やりにくさ」は

聴いていて気になりません



気付いたのは


それが、スタインウェイという楽器のせいではなくて


巷で演奏する多くのピアニストが

スタインウェイを鳴らす技術が未熟

というだけなのではないかな?

(勿論、自分も研鑽を積まねばならない立場ですが)



そんな風に思いました



ある一定以上のレベルのピアニストは

ほとんど素晴しい音色を紡ぐのですから


それをみんな楽器のせいにしては、可哀そうかもあせあせ(飛び散る汗)




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(これはスタインウェイにお世話になっている時の私の手です

ありがとうございます)




演奏者さんは“いっぱい練習したんだろうなぁ”

と思いながら、その膨大なご努力に敬意を払いつつ

(十分に立派です)


それでも、お客様としては

15分聴いたあたりから、胸が苦しくなるような

締め付けられる感を体に感じました



ソリストさんも

どうしても応戦して力技になってしまうし

(そうさせてしまうのですよ)


お互いの音が分離してしまいます



同じタイミングで鳴らしていて

音質が完全に分離して聴こえるって

本当に妙な感じなんですけど



ピアノの音質そのものを上手く馴染ませてやらないと


音色もニュアンスもなく叩いてしまえば

スタインウェイの傾向として、かなりの分離感がでます



スタインウェイ→撥水加工

ベーゼンドルファー→殺人兵器


叩くとこうなります(笑)



それを演奏者さんの技術と力で、がっちりタイミングを合わせて

“ねじ伏せる”のを静かに見守っていましたが



硬い音は、聴く人間の筋肉も硬直するのかもしれませんね


同業としては、ちょっと苦しいスタインウェイの響きでした




お仕事の場合は、立場上、一定時間何とか我慢いたしますが

お客様としては、辛いなぁ・・・




少し疲れて、次の目的地に向かいました



幸せになる為の音楽でゲストが疲れるって

何かの方向性が違くないか?と

ゆるやかに自問自答しながら(笑)


それは自分の為の勉強にもなるので

有難く参考にさせて頂いて


晴れた空に木立がそよぐのを見て気を取り直し



帰宅してからはまず最初に

ベーゼン(お家のピアノ様)




ピアノ様に癒して頂きましたもうやだ〜(悲しい顔)





自分の環境的な問題でもあるのです



あちこち沢山お伺いする仕事場は


広くて天井もすごく高くて

内装とかデザインも綺麗で

音も響いて・・・


という会場で、数か所移動しながらも一日中を過ごします



帰宅すると、ヴィンテージとは言え

世界の名器とコンサートホール音響が待っています



大変に有難いことではありますが


今の私の生活の全てが

そういう空間に居るようになったので


音が響かない、音が攻撃的、狭い、苦しい

これらが苦痛になってしまうのだと思います



川を泳いでる鮭を捕まえて

小さな家庭用の水槽に詰め込んだら

辛いですよ的な感じでしょうか?


鮭は腹をくくって出荷されてきましたけどね(笑)

いま頃は、切り身で200円で売られています




去年はまだ、自分も響かない部屋でガツガツ練習していたので

不協和はそれほどでもなかったようですが

(ストレスは溜まっていました)


すっかり新しい環境に馴染んでからは

ギャップがきつくなりました



それは良いとか、悪いではなくて

あくまで私の問題だと思います




ベーゼンドルファーは

夢見がちにまどろむような、豊かな音を鳴らしてくれます

私はとても好きです



しばらくすると、響きに包まれて

硬直が弛緩するので

体も楽になります




高級なマッサージ・チェアみたいな表現になってますね


こちら、一千万のマッサージ・チェアになりますいい気分(温泉)

(そんなに高かったら、メーカーに苦情が来るでしょうに)

Satomi
タグ:Bösendorfer
posted by satomi at 01:44| Comment(0) | 活動報告
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