元来テリトリー意識の強い文鳥は
縄張りを巡って、喧嘩を繰り広げます
親子ほどの年の差がある
先住シルバー文鳥の穂乃香お嬢さんが
体重差もあって、喧嘩は圧倒的に強く
新入り坊やの白文鳥、鸞(らん)ちゃんは
いつも蹴散らされています
あくまで、元から住んでいる縄張りを守ろうとする
敵対意識からなので
二羽が離れていれば、何もなく過ごせます
好奇心旺盛で、無垢な鸞(らん)ちゃんは
どうしても、穂乃香お譲さんを追いかけ回してしまうので
《こっちに寄ってくるなー!》とばかりに
毎分が喧嘩勃発です

(こんな風に、ゆっくりまったりと過ごす時間は
残念ながら、皆無になりました)
粟(あわ)のつぶつぶの皮を剥(む)いて
雛鳥用に食べやすくしてある、おやつを少量
放鳥中にあげようとする時は、特に強烈です
穂乃香お嬢さんはまるで
改心する前の鬼子母神かと見紛う激しさで
おやつを食べにくる、鸞(らん)ちゃんに攻撃して蹴散らし
一粒たりとも分けてやらない姿勢です
道路工事のドリルの勢いで
ズガガガガガ!と高速で餌を捕る、穂乃香お嬢さんを見て
パートナー様は「・・・ジャイアンだ!」とつぶやきます
突かれると、鸞(らん)ちゃんは目をつぶってしまって
頭を下にして縮こまってしまいます
いかにも、いじめの雰囲気なので
手を挟んで喧嘩を止めますが、楯にした指先に
かなり強い力で噛みつきます
そうしていつも、可哀想にやられっぱなしかと思いきや
とうとう怒った鸞(らん)ちゃんが
穂乃香お譲さんの胸ぐらを、両足でガッチリと掴んで
脳天に向かって、3発ほどカウンター攻撃を食らわせていました・・・
そしてしばらくして、私の手の上で
鸞ちゃんがリラックスし、ぺったりと座り込んで
落ち着いて幸せ時間を過ごしている時
今度は、斜め45度の角度から
ブバババババ!と勢いよく飛来してきた、穂乃香(鬼子母神)が
鸞ちゃんの横腹に向かって、力強く蹴り落として来て
二羽とも落下
《飼い主とまったりしているなんて、許せん》とばかりの
横からの奇襲攻撃、まあこれは嫉妬も含んでいますね・・・
騒々しい事この上なく
火事と喧嘩は江戸の華、と言いますが
喧嘩しかしていません
Satomi
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