鬼滅の刃がブレイクしていて
それについて、同じように和風な題材でのお話を描かれる
他の漫画の作者さんが心情を語っていました
鬼滅の漫画は、私は読んではおりませんが
鬼滅のお話を紡いでいく際の
根本的に直した方が良いという第三者のご指摘や改善点は
かなり詰めて考えて、直されたようです
タイミングや売り方の、プロの狙いなどもあるでしょうし
売れるには、作品そのものの表現の強みがあると思います
それら背景を考えながら
上記の、某漫画家さんは(優しい方だと思います)
お子さんが、鬼滅に夢中になっている姿を見ながら
ご自身も、全く同じように漫画をプロとして描いているので
強い引け目や、表に出さないながらも心に嫉妬の感情
負の感情を持っていたようです
お子さんは、まだ字が読めないお年らしく
毎晩なのか寝る前に、その鬼滅を読み聞かせしながら
ご自身も漫画家として、鬼滅の作品としての上手い所
感心する所、魅力などを感じる度に
「同じ漫画家なのに、あなたは何をやっているの?」
と強く責められるような、嫌な感覚に陥ってしまったようでした
そして、鬼滅の新しい巻が出て
楽しそうに夢中になっているお子さんの、純粋無垢なひとこと
「ママも、こういう漫画描けばいいのに!

」
その一言に、傷付いてしまったとか


あらら
精神的に負のループにはまってしまう時には
あまりにも純粋に発せられる正直な感想なだけに
堪えるかもしれませんね

売れる、成功するというのは
それだけの特別な努力を、裏側で背負って行かなくてはいけません
ちょうど完結したとすると
また新たに、作品を描いて行かねばならないので
ブレイクすればするほど、次のハードルは
人々の期待値が上がるだけ高くなります
その辛いところと言えば
「この前は良かったのに、新しいのは大したことない」とか
「期待外れだった」
「あれは売れたかもしれないけど、続かないよね」
のような、一発屋芸人と同じリスクがあります
(一発当てるだけでも十分、凄いです)
特別に売れる大作を次々と生み出す、ある種の見えない義務の
不幸とプレシャーを背負うことになります
描けない時や、どんなに絞っても生み出せないの苦しみは
時に命を落とすほどのものですし
まばゆい光の部分が多ければ多いほど
同じレベルでの苦しみを越えなくてはなりません
そうして考えてみると
表面では上手いこと成功していて、羨ましくて
他の漫画家さんにとって嫉妬するような出来事に見えて
実際は、嫉妬する類いのことではないと思います
壮絶にプレッシャーと苦しみが待っていますからね(笑)
そして、表現の巧い工夫があるならば
それは真摯に学ばせてもらうと良いですし
工夫を取り入れることで、自分の表現もプラスに変わります
それには、正面から向き合って受け止めて
客観的に考える作業が要りますから
自身の軸がぶれてしまっている時には出来ない事ですが
向き合って直していく作業は
鬼滅の作者さんそのものも
強い指摘を受け止めて、改善されたのではないかと感じる
表現がありましたので
売れるまでの道のりには
同じ工程があるのではと思いますね
そして、その先に「自分自身の表現」があります
真似をしても、猿真似でしかありません
自分の表現、強み、世界観を確立すると
どうでも良いことに惑わされることも無くなります
第三者が、容易に自分の真似は出来ないことも知り
そのブランドを見つめて磨いていく所に邁進して行きます
心に起こるノイズの一切は消滅しますし
関係がない世界に入って行きますから
何も気にならずに、楽しく?邁進出来るようになります
お子さんなりに、プラスになって欲しいから出て来る自然な言葉
「ありがとう、素敵な作品が描けるように、ママ頑張るね
応援しててね!」
と、一緒に眠りにつくことが出来るかもしれません
Satomi
posted by satomi at 00:00|
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