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【Photos by Ebico (海老原博和)】


音楽を奏でるような、素晴らしい日々になりますように


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Photo by Satomi Ito


コンサート・サロン “Les ailes”(レ・ゼール)

2019年05月27日

できませんは禁句


音大を卒業したてでまだ経験も浅く

対応する技術もままならなかった走り出しの頃に

いち早く実力を付けるための鉄則として

「できません」を言わないことはテーマにしていました


その瞬間のレベルで、出来るかどうかギリギリのお仕事だったり

能力が追い付かない瀬戸際の案件であっても

「引き受けたんだったら、期日までにやって来いよ!」と

厳しく言われるのがオチです


(出来なければ、かなり罵倒されます

失敗するというのは、即ちそのご依頼者個人・団体を潰すことで

損害の賠償ができないうちは、お仕事を気軽にやってはいけませんし

応対がキツくなるのは自然だと思います)


自分の能力を引き上げて努力するのが

最低でもフリーで仕事が取れるようになるための基礎、という認識は

20歳(大学の2〜3年生)の段階で持っていました


どこでも個人の技術でお仕事を興す方達にとって

職人のような視点になるかもしれませんが

基礎的な事だと思いますね



いち早く叩き上げる為の一環として考えの中にあったのは

それを軽々とこなせるようになれば

同じような案件が、以降は楽に出来る希望的観測です


できませんは、絶対に言っちゃいけないな、と気付いてから

出来る方法を探し出してやりきる事が


まずは能力を付け、ご依頼を頂けるようになる為の

ひとつの道だなと思っていました


「やります」と言って、走り出すのが

新人時代の壁越え策


もし著しく出来なかった際に、徹底して酷い目にあうこともまた

必要な儀式だと思っています

それが無いと、舐めてかかるようになってしまいますので

どう転んでも先が無くなります



これは、同じように演奏で活躍されている方の

基本理念として、表現方法に多少の差があっても

内容は全く同じことを仰います

叩き上げの段階で、それをやって来ていらっしゃいます


お話していると、死に物狂いで貫徹するという雰囲気の

割と骨っぽい表現で出て来ますね(笑)


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最近でも、根底は同じような感じかもしれません


演奏技術はそこそこあったとしても

お仕事にほとんど恵まれない方の共通点として

拝見していて、はたと気が付くのは


「あ、それできません」

と言うのを、どこかで出している事かもしれません


雇用側は、依頼した内容を確実に出来る人が欲しいのです


出来ない人は、それでギャラを取るとしたら

半ば契約違反に当たる場合もあります


「じゃあ、あなたここに何しに来たの?」

と、なってしまいます


ただ言われた曲の音符をなぞるだけの内容だとしたら

ご依頼側もお客様も、誰も求めていなくて

それぞれの催事に、目的と提供する内容のレベルがあります


催事として、広げていく視点や

次の催事を獲得しなければならないご事情など

ご依頼の裏側を理解していないと

ただ目の前の、音を出すで終わっていたらすぐにクビです


最低でも、その相応しい中身を提供できないと

時間と共に失職するのはやむを得ないです


最初はご依頼側も、「何で出来ないんですか?」とか

「せめて出来るように頑張ってもらえませんか?」

という状態で、苦肉のやり取りがなされていますが


それ以上は、この人に話しても無駄だなと判断されて

裏の事情は、あくまでご本人には出さずに

どんどん切り捨てています


出来ないのにお金を頂いてはいけませんからね

そうなるしかないんですが・・・


時にそれを、各所で相談されることもあります

一般の人を使う以上に、音楽関係者は使いにくい件や

なぜ社会常識が無いのかなど


ちょっと理解できないという面の

分かりやすい説明を求められたりします


出来なかったら仕事が成立しないのは

当たり前の事なのに


「何で音楽やってる人って

それ気が付かないのかな」

と、困りながらお話されます



観察していると、良く分かりますが

コンスタントに活躍されている方の特性として

ほとんど人間離れしたレベルで器用です(笑)


「これやって」「分かりましたー」

位のシンプルなやり取りで、以降は自分で考えて、アレンジして

足りないものは作って


どのようなルートを通っても

形に成すことが出来て、強烈に器用です


雇用側は出来る人だけが欲しいものなので

特定の方に、お仕事が集中します


その「上手くこなせる頼りになる方」が居てくれれば

みんな済んでしまいます


内容によっては打ち合わせで、調整はあるでしょうけれど

やれる方法をあみ出すのも、お仕事の内です


できません、と言って回避するのは

とても簡単に楽に終われますから


プライベートであったり

やりたくない事を、速やかに避ける意味では良いのですが


もしこれを仕事でやってしまうと

確実に自分の首を絞めます


面倒な事でも、解決策を自分で探して

大きく貢献してくれる人が重宝されます


彼等の辞書には、出来ないという文字はきっと無いのでしょうね(笑)


もし、できませんを日常的に出すようなら

失職すると思っておいた方が良いですね



誰も注意はしないし、解説もしないし

フォローもしてくれないし

良くなることを期待すらもしてくれないし

関わり合う労力さえ無駄、と判断されます


能力ないんですね、ではもう結構です

笑顔でお疲れ様でした(もう二度と来ないで下さい)と終わります


やれる方法を探し続けたら、キャリアと共に

結果的により際立って器用になるのかもしれません


環境の適応を繰り返すと

人間は、進化するんだなというのを

いつも目の当たりにしつつ


出来ませんは、今でも魔法の禁句かも?(笑)

Satomi
タグ:Music
posted by satomi at 23:00| Comment(0) | 活動報告

2019年05月26日

相容れない視点


演奏家の側と、マネジメント側の

重要だと考えているポイントが

相容れない場合があります


特に、世に名前の出るプロフェッショナリズムな

演奏家、音楽家になってくると

自分自身の出せる最高の状態での演奏を

提供しなければならない、というこだわりがありますし


運営をする側としても

お客様に楽しんで頂く為の知恵がありますので

こうすると一番望ましいというポイントが随所にあります


その視点は、逆になってしまうことも

しばしばあります


両方の場所を行き来して拝見すると

何故、こうなるのかとか

何を目指してこの要求が出てくるのかなど


それぞれの、元になっている特性や考えが分かりますので

問題が起こる時には

各所で説明をしてつないだりします


究極的には、素晴らしい演奏会・舞台・イベントを

提供するという最終的な目標は同じです


そこに向かうまでの手法が、相容れないものなので

感覚的に違うのを理解していないと

お互い、やりにくい過程をたどります


何を大事にしているのかが分かれば

スムーズに進めるやり様があります


成功させたければ、一方的に我儘を通すべきではなく

尊重するところは譲って

特に力を入れるべきところは理解してご協力頂く


その姿勢をとって初めて

円滑に進んで、結果が出せると思います


結果の出せない人は、すぐに呼んでもらえなくなります

もし過程の何かが上手く行かなかったとしても

「仕事しにくい人だ」と判断されれば、そこまでです


譲れる部分ののりしろと

譲れない部分のテーマを両者が調整していけば

上手く行きます

Satomi
タグ:Concert
posted by satomi at 00:00| Comment(0) | 活動報告

2019年05月25日

飽和


それは商品開発に携わっている方の

さり気ない、つぶやき


今の日本の生活は、物質的には非常に豊かで

物が溢れて、日用品にしても娯楽にしても

どこを見ても飽和状態です


ミニマリストや断捨離がカテゴリーとしてあるほど

捨てなければいけないほどの局面にあって

そのお腹いっぱいな状態で


それでも、作り続ける

売り続けなければならない在り方について


「要らないものを作っているような気がするよ」

ぽつりとした、つぶやきでした


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要らないものを作り続けるために

遅くまで残業して、必死にアイデアを練って

疲れて帰るのって、変な感じだと


売らなきゃ給料が作れない、それも分かる

会社が存続するには、売り上げを伸ばさないといけない


かといって、同じような商品が世の中に溢れかえっている中

実は、もう要らないんじゃない?(笑)と

それもあえて考えず、ひたすら働く


そんな変な感じなんですよーと

我に返った?つぶやきでした


役に立つところをピンポイントで探し当てて

喜んでくれる方をピンポイントで見つけて

ニーズを把握するのも容易ではなくなってきています


確かに、要る物を生み出すのは難関かもしれません

Satomi
タグ:Talk
posted by satomi at 00:00| Comment(0) | Messenger