*** Wishing you Happiness ***

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【Photos by Ebico (海老原博和)】


音楽を奏でるような、素晴らしい日々になりますように


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Photo by Satomi Ito


コンサート・サロン “Les ailes”(レ・ゼール)

2019年03月18日

気配りの場面


まとまった人数で、お食事の席についている時に

細かなサービスをさり気なく行うと

会話が途切れることなく、お食事やお酒が進み

テーブルについていらっしゃる方は、心地良く過ごせます


これも、本当はサービスの質として

如何に影のように、空気のようにしつらえるかが鍵で

動作で会話を大きく切ってしまってはダメなのです


気が付いたら、全て整っていること

欲しいものや必要な物が、自然と準備されていることが

望ましいです


良く、それなりのお値段のお店でも

お料理をお出しするタイミングごとに、店員さんが

お客様の会話を「ぶった切って」しまうサービスがあり(笑)


これはちょっと残念なサービスなのですが

その度に会話が切られて、テーブルが気まずくなるので

あまり美しくありませんね


非常に上質な気配りをして下さる所は

まさに空気のように動いていて

それでいて目くばせ一つにも気が付いて下さる繊細さがあります


(ものすごく観察されているなと

こちらが感じることもありますが・・・)


グラスの傾き加減で、どの位までお酒が減っているかも判断できます

お手元で注ぎ足せるものであれば

無くなる少し前の頃合いを見計らってお酌をしますし


これはあまりタイミングが早いと、飲んでいらっしゃる方は

やけに急かされているように感じ

また遅すぎると空になってしまいますので

そのご様子で程良い頃合いを見ます


オーダーする場合は、お飲み物が運ばれて来る時間を考えて

時間のかかるお店なら、やや早めに次のオーダーをお聞きします

その時も、全体の会話の流れが切れないように

自然にタイミングを見ます


まるで楽章間の短いブレイクで、頃合いを見るような感じですね(笑)


お料理の取り分けや、お皿やソース類などの準備

またお食事の終わったお皿や汚れたお皿なども

まとめて随時、下げて頂けるようにして


テーブルの上がなるべく綺麗に整い

お料理が取りやすくなっているよう

いつも会話を途切れさせないように、気を付けながら準備します


対角線上に座っていらしたTさんも

同じように、同席された方達のサービスを

さり気なくしていらっしゃいました


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これは意識的にやらないと出来ない事なので

日頃から、おもてなしをする場面がある方だと

とてもスマートに、過不足なくサービスをなさる

素敵なスキルをお持ちですね


Tさんは、一緒に扉を出ようとする際も

「どうぞ」と譲って下さったり(レディーファーストです)

自然なサポートを上手にされていました


テーブルでも、おもてなしのサービスが

自然に身についていらっしゃり

それは拝見していると、すぐに分かります


“Tさんは、気配りがお上手ですね”とお声掛けすると

やはり、お仕事柄お客様のご対応をなさるそうでした


「営業ですからね」と笑っていらっしゃいました


Tさんの所は、恐らく一件で1500万ぐらいの案件でしょうから

ピアノで言ったら、スタインウェイの奥行き211cmのモデル

ベーゼンドルファーの奥行き200cmのモデルが

お買い上げできるような価格帯ですね

(勝手にピアノ換算してます)


また、会話の向きも

カウンセリングと同じように、やや聴く側に徹します


お相手の、お話の腰を折らないようにするには

内容の否定や反論、またディベートのようになってしまう

受け答えはなるべくその場は避けて

出て来たテーマを一度こちらで受容します


もし言葉の在り方を変えたい時には

言い回しをあえて違う角度の言葉に変えたり

会話の流れを、気が付かないように動かします


価値観や解釈も人によってまるで違いますし

黒です、白です、というほどご意見が食い違う場面も

当然ながらあります


むしろそれが普通だと思います


お酒が入ると、ダイレクトに感情が出て来るので

そのままだと、それぞれにぶつかりますから


まるで違った価値観を持っていらっしゃる方達が同席しても

気持ち良くお過ごし頂けるように

言葉の重ね方で、当たりをやわらげたり


中庸な場所に流れるように

言葉の使い方をもって調整していきます


自分という主体性を強く持っていると

こういった場面では、色や感情が出てしまうものです


存在を消す位の感じで、客観的にお聞きしながら

場を和やかにできるような微調整をしていきます


また技術も、純粋な技術そのものでは

テクニックだけで演奏している機械的なものと同じで

あるところで、技術が「浮く」ので

そこに適度に感情も混ぜます


感情が動き過ぎないように

また冷静な技術が使えるように采配していくのは

演奏するのと同じようですね


おもてなしは、本気でやろうとすると

心地良く過ごして頂く雰囲気が出来上がるには

他にも具体的な技術があるのですが


細かな動きに注意を向けていないと出来ないので

グラスを口にしていても、こちらはまるで酔えません

(酔っているどころじゃなくなりますね)


そしてこれを接客と言います(笑)

Satomi
タグ:Dish
posted by satomi at 01:00| Comment(0) | 日記

2019年03月17日

音楽史のノート


同じ大学を卒業されたピアニストさんと、お仕事でご一緒して

大学時代の話題になりました本


思い出すと、比較的得意な教科もあれば

実技系でちょっと苦手な教科もあった訳ですが


音楽史などに関しては、出席している時は

だいぶ真面目にノートを取っていたので

資料としては、かなり詳しくまとめていました

(休む日もありましたので落差があります・・・)


講師の先生がお話されている内容のポイントなども

その都度メモしていて、実際に授業に出ていなくても

ノートを見ると内容の把握ができるレベルで取っていました


試験前になると、いつも同級生からの

貸し出し希望がそれなりにあって

私のノートが6人以上をループしていて

肝心な自分の手元に戻って来ないという事が続き

焦る時もありました


何だか割とお隣の席に座る事が多かった

当時の同級生のピアノ科の男性は


「やぁ、さとみさん、おはようございます」

と爽やかに出席して隣りに颯爽と座ったかと思うと

授業中も、横で話したいことを

とても楽しそうに話し続けていました(笑)


お喋りが大好きな気さくな学生で

「さとみさんは、僕の話を聞きながら

講義も聞いてノートまで取れるので、聖徳太子ですね!」

何やら褒めたかな?と思しき発言をして


スイッチが切れると彼は気持ち良〜く爆睡を始め

起きるとまた、楽しそうに話し始めます


試験前になれば、私のノートを頼りに猛勉強して

彼は非常に良い成績をおさめていました


要領が良いというのはこの事ですねダッシュ(走り出すさま)(笑)

(現在その男性は、高校の音楽の教員をされているようです)


一方で、伴奏を沢山お受けしていましたので

管楽器の繋がりが多く


一般の教科に関しては

「○○大学(トップクラスの某一般大学)の

法学部の生徒から、模範解答書いてもらったぜ!」

という資料が、親切に回ってきたり


頼んでいないけれど、自分で考えるよりも

はるかに専門性が高く、有難く見せて頂いたりして

決してマイナスだけでは無かったと思います


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社会に出た時には

お仕事をして行く上で、特別役に立つ教科はあります


かなり本気で勉強しておいた方が即戦力になります


その先のお仕事の取れる・取れないの

瀬戸際になったりしますので、やっておくと役に立ちますね


目先の事だけ考えているときは

楽してサボって(それを省エネと言うべきなのか・・・?)

と言うのも、学生ならではであるのかもしれません


将来的に何が役に立つのかを見えていない状態なので

実益になる能力は、積極的に身に付けておいた方が

卒業してから身を助けてくれます


どこのジャンルに行っても

選りすぐりのデキる人間しか採用してもらえませんから

早々、真似が出来ないレベルの

特別秀でた何らかの能力を持ち合わせていないとやって行けません


最近は益々レベルが高くなっています


市場価値を成さない状態でオファーは頂けませんので

どこに行っても大いに邪魔になるという

悲しい現実を起こさない為にも


出来る時に勉強しておくと糧になります

Satomi
タグ:university
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2019年03月16日

俺は大阪に帰ってやる


どんな時でも笑いの心を忘れない

バリトンのUさん


あんまり面白いことを織り込んでくるので

無事に演奏したい瞬間は、あえて「無」の気持ちで

取り組むこともあるのですが

(でないと、吹き出した瞬間に音を外す危険が)


人を笑わせるのは、実は真面目に練らないと

さっぱり面白くない部分もあるので

昔から笑いについて、真剣に考えて育ってきたのだろうかと

Uさんに、時間がある時にお聞きしてみました


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言わずもがな、ボケ突っ込みがお約束の

大阪で生まれ育ったUさん


中学生になって、東京に引っ越す事が決まり

慣れ親しんだ土地から、こちらにご家族揃って

住まいを移す事になりました


そこでUさんを待ち受けていたのは

「俺の笑いが通じない・・・」

笑いのツボが違うと言う、厳しい現実でした


Uさんが仰るには

大阪だと、ただバカをするだけでドッとウケて

いつでも大いに笑いが取れたそうなのですが


東京では、辻褄が合っていないと

誰もクスリとも笑ってくれない


そして、冷ややかに「何してんの?」と

恐ろしく冷めた反応が返って来てしまうのだとか


「俺の笑いが通じない」という現実は

大阪育ちのU少年の心を、根底から粉々に打ち砕き

アイデンティティの崩壊と共に

大いに苦しむようになりました


それが、限界を迎えたある日

「俺は大阪に帰る!!」と、決意しました


どうもお母様は、まともに取り合う事も無く

あっそ、行ってらっしゃい

というテンションだったそうで

早速、誰の協力も得られない大阪帰郷計画


「一人で帰ってやる!」と、U少年の決意は固く

自分一人でも大阪に帰って

慣れ親しんだあの町で、打ち解けた仲間と暮らす為に

早朝、支度をすると大阪に向かいました


・・・自転車で(笑)



夕方の5時を回るまで、ひたすら自転車をこいで

(電車でもそこから一時間弱かかる距離なので

40kmぐらいあると思うのですが)


U少年は、三鷹まで来た所でとうとう力尽き

「何て大阪は遠いんだ・・・」と

失意のもと、帰宅したそうです


その後、東京でも笑いが取れる方法を模索し

現在があるみたいですね

Satomi
タグ:Singer
posted by satomi at 01:00| Comment(0) | 活動報告