*** Wishing you Happiness ***

DSC_0425.jpg

いつもご訪問ありがとうございます

皆様の温かい応援に、感謝しております

 DSC_0150.jpg                        
【Photos by Ebico (海老原博和)】


音楽を奏でるような、素晴らしい日々になりますように


Salon Les ailes.jpg
Photo by Satomi Ito


コンサート・サロン “Les ailes”(レ・ゼール)

2018年10月19日

音楽表現とは


毎回の事ながら、演奏するのは率直な感想がつきものです


それが無いと演奏も何も成長いたしませんので

勉強をする意欲のある演奏者には、喜ぶべきコメントでもあります



某、重鎮の音楽家の先生よりお言葉で


「声が綺麗なんです、では誰も感動はいたしません

綺麗な声は(専門的な勉強をする者なら)誰でも出せます

そんなレベルの低い所で、演奏なさらないで下さい」


「それは、何の作品を演奏しているのですか?

心から喜んだり、辛かったり、憎しみに燃えていたり

悲しみに打ちひしがれていたり

愛の情熱に焼かれていたり・・・


強い想いが先にあって、それに言葉やメロディーが乗って

音楽になっているのですよ


楽譜として書いてある、裏側を読みなさい


音を拾って出しただけ、ただ良い声自慢をしたいのでしたら

他所で(この場合は、“アマチュアとして”というニュアンスでしょう)

やって下さい

それでは、音を出すロボットです


聴く人をもっと“感動”させて下さい」


DSCF5518.JPG


曲を演奏しましょうと思い立って

練習する一番最初は、五線譜にしたためられた音符を

正しく出せるように、「音を取る」作業からです


ここはスーパー裏作業に当たるので

人様に聴いて頂くことは出来ない段階の状態です


同業であっても、音取り段階の練習は“人には聴かせたくない!”と

そう感じる方々もいらっしゃいますね

下準備ですからね、ちょっと情けない演奏です(笑)


何故かというと、「え?こんなに下手なの?この人、大丈夫?」

と思われてしまいますから、信用をなくします

お互いに、かなり気心の知れた関係だったり

本番でこれだけのクオリティで演奏すると確約が取れている場合は


今は準備段階なのだと、甘く採点して頂けるのを見越して?

演奏する場合もありますが。。。でも、変なのは聴かせたくないですね


さて、演奏が自在に出来るようになって

中身の表現をより深く、細かなニュアンスに至るまで

作者や役柄の心情がひしひしと伝わるように

音楽をキッチリ練って行きます


それは歌詞の内容の他に、歴史的な文献や背景について

まつわるエピソードについてを調べたり

求められる発声法や、体を使う難しい技術をより高めながら

演奏にしっかりと落とし込んで行く作業です


ここの深さで、だいたいのクオリティが決まってきます


このように、五線譜の「こちら側」からのアプローチで

音楽作りをしていくのですが


「あちら側」を考えると、作り手はそこに想いが溢れて

それが詩になり、メロディーになり

言葉で言い表せないほどの強く渦巻いた状態を込めたものが

曲になっています


考えれば、反対側なんですね


ですので、音を取っただけの物が形骸化してしまうは

ここにあるのかもしれません


それは、誰かが思いのたけを綴った熱いラブレターを

第三者が、音読するようなもので


ポロポロと言葉の朗読だけなのでしたら

・・・アプリでも上手にやってくれるのでは?

分からないですけど(笑)


まだ今のところ、機械的な処理は「何か気持ち悪い」との

印象を与える部分があって、それらの表現を

滑らかに繊細に出来る生身の人間の演奏の方が

美しく聴いて頂けています


それも今後さらに、素晴らしい技術躍進で

より高度な処理が出来るようになっていくと思います


絶品の音楽表現が自在に出来る演奏家以外は

駆逐されてしまうのではないかとも思えます


「心の表現」が出来るのが、人間の素晴らしさなのかもしれません

Satomi
タグ:Music
posted by satomi at 23:00| Comment(0) | 活動報告

2018年10月18日

鍵盤が多い時のあるある


お子さんなど、ピアノを習う時に

「真ん中のド〜」と言って、鍵盤の中央部分のドを起点として


楽譜の表記としては、右側の高音部エリアがト音記号

左側の低音部エリアがヘ音記号で分かれています


88鍵なら、真ん中のドが通用するのです


・・・が

もっと鍵盤が多いと、ちょっとエンブレムと場所がずれるのです


YAMAHA、カワイ、スタインウェイ

だいたい真ん中あたりが、ちゃんとドになります


ベーゼンドルファーのインペリアルは

低音部に鍵盤が多く配列されていますので

その分、エンブレムとのバランスが少しずれた感じで


まるで、停止線をずれて駐車してしまったときのような

「ん?あれ?ここで良いのかな?・・・良いのか」

と、自問自答

あるいは、ちょっとズレ感が気になる方もいらっしゃるようです


弾き始めたら、集中するから関係なさそうですけどね


DSC_0488.jpg


古いインペリアルは、増やした部分の鍵盤が

黒く塗られていないので、通常の白鍵のまま連なっています

そこに、パカッと蓋が付いていて隠すと

88鍵仕様にすることが出来ます



迂闊に、開いたまま弾き始めたら

1オクターブ、ずれてた!

という事故が起こったり


キメの部分で、最低音の「ラ」を弾く!

と狙ったものの


一番端っこなら、見た目でも狙いやすいのが

見たら、もうちょっと鍵盤がいっぱい並んでいて

どこだっけ!?と混乱してハズす


という、微妙なあるあるが起こります

(勿論、起きない事が望ましいです)

Satomi
タグ:Piano
posted by satomi at 23:00| Comment(0) | 活動報告

2018年10月17日

フォルテピアノの並行弦


ピアノの歴史は、ざっくりで約300年

楽器の発祥で言うと、比較的に浅い期間で

多くの改良が加えられて、進化して来ました


1800年代の当時の楽器を、そのままモデルにして

新しくレプリカ(と表現すべきでしょうか)のフォルテピアノを

作製なさる個人の製作家さんがいらっしゃいます


日本人でもいらして、チェンバロなどと共に

細かな部分まで手をかけて丁寧に仕上げられた

工芸品のような、素朴で素晴らしい楽器にお目にかかります


Fortepiano Walter.jpg


こちらは、ヴァルター(ワルター)のフォルテピアノです

先日の「並行弦」のご説明が

ご覧になると分ると思いますが


ハープを寝かせたように

高い音から低い音まで、順番に真っ直ぐ並んでいます


こちらの楽器では、モーツァルトを良く演奏しますね

鍵盤数も少ないですから

ずっと後の時代の作品を演奏しようにも

鍵盤が足りない事態になります(笑)


シンプルで素敵です


Fortepiano エラール.jpg


こちらは、エラールのフォルテピアノです


響板(箱の中)の方をご覧頂くと

柱状に、何本も支えが入っているのが見えます


強度を増す為に、こうして補強しながら

音量の増大に向けて対策していました


ショパンが弾いていた頃の楽器です


ノスタルジーに浸れるような

忘れてしまった、古き良き時代を思い出させる音色がします


それぞれに違った音色と、表現があり

どれも素晴らしいと思いますねわーい(嬉しい顔)

Satomi
タグ:Piano
posted by satomi at 23:00| Comment(0) | 活動報告