控室に戻って、色々な話をしている時に
人に迷惑をかける嫌な人についての事で話したかったようで
Mちゃんが、静かに語り始めました
「中島みゆきの歌を思い出すんだよね」と言って
その歌は、Nobody is Right ではないかと
思い出しながら、お話が続きました
歌詞の内容は、かいつまんでみるとこのような感じです
『もしも私が全て正しくて とても正しくて 周りを見れば
世にある限り全てのものは 私以外は間違いばかり』
『辛いだろうね その一日は
嫌いな人しか 出会えない
寒いだろうね その一生は
軽蔑だけしか 抱けない』

(Poland)
100人居れば100通りの
少しずつ違う考え方があるでしょう
コミュニケーションの上手な人は
自分の意見もしっかり持っていて
さらに相手の意見も聞いて受け止めて
そこから整理して、お互いにベストな第三案を
導き出すのが上手いですね
一方、我儘だったり自分本位な人は、相手の事を配慮したり
相手の考えや意見を受け止めるだけの
心の容量そのものが小さすぎたり、無かったりします
だからこそ自分本位なのですが

(笑)
そのような場合の思考は
自分だけが何もかも正しいという意識に囚われて
自分以外の全ての人間は間違いという固定観念が強くなりすぎます
(精神疾患の場合も、このようになります
異常性のある事が、本人は認知できず
指摘されても認めることもしません)
そこでは相手の意見を受け止める容量が無いので
聞く耳も持たず、理解することも出来ず
やたら攻撃的に、我儘を押し付ける一方通行になります
多角的に物事を考えることもしませんので、思慮が浅く
そこに関わる人は、必然的に嫌な目に遭うでしょうから
Mちゃんも、きっと大変だったと思います
そういう人はどこに行っても、他者とトラブルを起こして
いつまで経っても、物事から学習することもなく
まるで自分だけが神であるかのように
傲慢で身勝手な人間になっている状態です
「周りが、どこに行っても敵だらけになるよね」
と、Mちゃんは続けます
物事は反転します
恐らくその本人は、都合の悪い事は
周りが全て悪いと思っていることでしょう
その周りは嫌いな人ばかり、という現象は
即ち本人が徹底して「嫌われ者」だという状態であり
周りは敵ばかり、と言うのも
本人が「万人にとっての憎らしい敵である」事の裏返しです
自分の視点の他に、もう一つ
他者からの視点があるのですから
気付くと恐ろしい事ではありますが
嫌われ憎まれる人生ですから、寒い一生だと表現されているのは
その通りかもしれませんね
Mちゃんは、その嫌な人の嫌悪感を思い出して
「私は、あんな人間になりたくない!」
と、つぶやきました
マイナスの見本です

誰でも、自分の生き方は自分で選んでいます
その人は、敵ばかりの人生を自ら望んで作り上げて
選んだと言う結果です
こういう事をやったらいけないな、と
相手の嫌がる姿を見て、気が付けるごく普通の人ならば
最初からそのようになる事は、まずありません
沢山の人達から恨まれる人生をクリエイトして
それが自然に結果として叶ったというだけで
見ている人が、あれは寒い人生だねと評価しても
私は、あまり効果は無いようにも思いました
そういう人こそ反省しませんし、迷惑行為を繰り返すだけです
人は変わりません
その本人にとっては、それが最善の人生なのでしょうから
恨みとトラブルの温床で暮らすことが
その人の選び取った幸福の青写真です
かくして、あんな風になりたい!と
好意や憧れを持ってもらえる
素敵な人の在り方もあれば
あんな奴みたいには絶対になりたくない!と
とことん嫌われる人の在り方もあります
やってきた通りの結果が
時間と共に現れるだけですので
何をクリエイトするのかは自由です
Satomi
posted by satomi at 23:00|
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