*** Wishing you Happiness ***

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【Photos by Ebico (海老原博和)】


音楽を奏でるような、素晴らしい日々になりますように


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Photo by Satomi Ito


コンサート・サロン “Les ailes”(レ・ゼール)

2016年01月21日

見守る器


笹倉敬子先生とお話していて

時折、目頭が熱くなることがあります



一生懸命、その時を生きていらっしゃるから

心を打つのではないかなと思います



「もう上手く声は出ないかもしれないけれど

一生懸命、歌います」と、本番もお歌いになる姿を

私が大学生の頃から拝見していました



入院されて、敬子先生が最初の手術された時も

お見舞いにお伺いすると


頭蓋骨を開けるような手術で

何となく意識はあると言っても

朦朧とされていて


ぐるぐると巻かれている包帯からは

大きく血が滲んでいました


最初に心配されていたのは、ご自身の事ではなく


「さとみちゃん、初めてのリサイタルがあるのでしょう?

私、お祝いしてあげたいの


お祝いをさしあげなきゃね

それとももう、お送りしたのかしら?・・・」



ぽつぽつとしか会話できないのに

急に、そんなお話をなさるのです



ビックリしてしまって、安心して頂くように

“もう頂いていますよ、気になさらないで大丈夫ですよ”とお伝えして

帰り道は、とても切ない気持ちでいっぱいになりました


病院の下の横断歩道で待っている間に

涙で滲んで、信号が見えなくなりました


他の人の事を、気にかけているような

そんな状態ではないのです


そんなことは2の次どころか、5の次6の次で十分なんです




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大学生の頃に、私がたくさん嫌がらせを受けているのを

いつも敬子先生は見守っていらっしゃいました


通常の嫌がらせもとにかく多かったですが


当時、指導して頂いた方からですら

悪質な嫌がらせがありました



今でこそ、お仕事としてシビアな視点を持っているので


たとえ全てのチャンスを消されて

持っている関係のお仕事も潰されようが

それは、本人の力不足です、という視点があるので


当時の自分にも、力不足ですと

そういう見方でやっていかないと

シビアな世界では先に進まないよと

アドバイスするかもしれませんが



非常にえげつない暴挙が多かったですね


今の年齢で、自分の大人の感想で言えば

あれは、まともな大人のやることじゃないよね

とは思いますが・・・




敬子先生はそれらを見ていて

「指導している立場なのに、あまりに酷いこと平気でするのね」

と言葉をかけていらしたので



しっかり頑張ってね!という気持ちもたっぷり込めて

お祝いしてあげたいの、というお話になったのだろうと思います




全ての物事は

もし、無理がないようなら

可能な範囲で、やりたい事をやりたいように

動かして行けば良いと思っています



それがどなたであっても

何かが大きく犠牲になるような事はしないで

最初に、自分自身を労わって

大事にしてあげて欲しいです




おばあちゃまが、孫に

一生懸命応援してあげるよと

言うような感じなのかもしれませんね



敬子先生が、ものすごく沢山の方々から慕われていらっしゃるのは

きっと、こういった一つ一つが積み重なって


大きな優しさの器で、本当に多くの方を

見守っていらしたからだと思います



そんな敬子先生の人生の軌跡が

慕って下さる人に囲まれている今の瞬間を

作り出していると思います

Satomi
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posted by satomi at 20:18| Comment(0) | 日記

ありがとうの先生


群馬で長く活躍され、合唱団を育てて

足立区でも多くの教え子を立派に育て上げた

声楽の笹倉敬子先生と、お話しました



少女のように嬉しそうなお声で

敬子先生からしてみたら、私は孫のような年ですから


「あの可愛いさとみちゃんが」なんて

おっしゃいます



週末のコンサートにも、是非行きたいと

お越しになるご予定です



敬子先生は、次の大きな目標をお持ちで

「88歳のリサイタル」をしようとお考えです


素晴しいですね


80歳のときのリサイタルは

私もお伺いしてきたのですが


日本歌曲の素晴しいピアニスト

塚田佳男先生がお弾きになっていて


上野の奏楽堂に、ほとんど満席のお客様がいらっしゃっていました



敬子先生の人気はすごくて

今年も、年賀状が500枚近くも来たとか・・・!



それにお返事を書いてたら

何ヶ月もかかってしまいそうですねたらーっ(汗)



そんな敬子先生は

ご自身の大きなご病気や、後遺症


最愛のご家族を癌で続けて亡くされて

一人娘まで、あまりに早く天国へと旅立ちました


絶望で、とても苦しい一時期をお過ごしになっていました


当時の記憶は、無くなっているそうなのですが

全く記憶が戻せないところから

それを救ってくれたのは「歌」でした



いつも「ありがとう」という言葉を欠かさない

優しい気持ちが溢れていらっしゃいます



一日が過ぎる時も

「今日一日、守ってくれてありがとう


お父さん、お母さん、ありがとう

(お嬢様のお名前を呼ばれて)T子

今日も、守ってくれてありがとう」


仰るんだそうです



骨折されていて、痛みが続くけれど

歌い続ける為には、手術ができなくて

とにかく痛みと向き合いながら

毎日を過ごされているのですが


痛くても、毎日歩くトレーニングもして

「ありがとう」

と言い続けるのです




慕ってくれる教え子が

ものすごい人数いらっしゃいます


「みんなに助けられて、こうして居られるのよ

本当に、感謝ですよね」

と嬉しそうに仰います



「もしかしたら、今日で命が終わってしまうかもしれない

それでも、ありがとう、と言いたい」



純粋な少女のような、無垢な心と

感謝の気持ち


敬子先生が、沢山の方に愛されるのは

そんな純粋なお姿が、心を打つからではないでしょうか



心から嬉しい!と表現される

なんの計算やたてまえもなく、まっさらな気持ちが光っていて


素敵な「ありがとう」の先生です晴れ

Satomi
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posted by satomi at 16:13| Comment(0) | 日記

お取り組み


色々な事をやるので、器用なように仰って頂けますが

(タイトなお仕事もやる時はやりますけれど)


自分は器用という事でもなく

どちらかと言うと、ある程度じっくり取り組みたい気持ちがあります



プロでも、まさに突貫工事で

こんにちはで一回合わせて、2回目は本番

という事も、当たり前のようにあります


熟練されている方であれば

コツを熟知されていますので

あるレベルには必ず行きます



それでも、ある程度の回数があって

お互いのタイミングとか、表現の方向性が上手く馴染んだ方が

ずっと完成度の高い、素敵なアンサンブルになります



それぞれの持っている可能性の

良い部分をどれだけ引き出せるのかと考えた時に



その場しのぎのスーパー突貫工事な準備だと

場合によっては30点位しか出てこない感じです



惰性で慣れ過ぎてもいけないですけどね

なるべく練れた方が、有難いです



先日、フルーティストの舞さんとお話していて

「やっぱりプロでも、(回数があまりに少ないと)合わないよね」

という話題に少しなりました





暮れにも、知人の演奏家さんのコンサートを聴きに伺って

それこそ重たい曲もお弾きになっていて十分に立派なんですが


明らかに、演奏がアンサンブルではなくて

「力ずくでタイミングを合わせた」感じでした(笑)



確かに技術的な音の羅列としては

同時に音が鳴ってはいるんです


関係ないスピーカー二つで、同時に違うものを鳴らしているような

何と言うか、有機的なつながりがないというか・・・




“(ピアニストさんと)あまり合わせ取れなかったんですか?”

と、何となしにお聞きしましたら



「すっごく忙しくて、本番の前に初合わせで1回だけです」

というお話だったんですが


その方のせっかくのソリストとしての素晴しさが

ほとんど死んでしまっている

もったいない演奏会でした



お互いに、多忙だと

確かにスケジュールを合わせるだけで精一杯なこともあります

すごーく良く分かります


もしかしたら企画としてギャラがお安かったりとか?

事情はあるかもしれませんが


純粋にお客さんとして行った時に

やぱりちょっと残念な本番でした


あるところで「雑なやっつけ仕事」というか

音楽を奏でるのではなく

ただの業務のひとつ、と言う雰囲気が伝わってきてしまいました

(自分も演奏する立場ですので分かります)




言葉には出しませんが


この方達に、もしお仕事お願いするとしたら

こんな風に、雑にされちゃうのかな〜と思うと


演奏家をさがしていても、お話ふれないな・・・

と、心の中で思います


(勿論、それは私自身も

周りの演奏家から、いつもジャッジされていることに変わりはありませんよ

みんな暗黙のうちに、考えています)




お客様は、色んな想いがあって来てくれます


遠い場所から、忙しいところに予定をあけて

ご家族の辛い出来事を抱えていても

色々な事を抱えていても


行こう、としてくれている訳です



とりあえずテキトーに音鳴らしとけばいいやなんてことは

それを見つめていたら

やれないだろうと思います



多くの条件のなかで

その時の、出来るだけの努力はしたほうが良いです




プロだから、どうにかなると甘く思っていると

世界的に上手い人なんて山のようにいらっしゃるし

先なんて無いよね、という

舞さんとのお話でした



この女子会は、色気のない話ばかりです(笑)

Satomi
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posted by satomi at 15:18| Comment(0) | Messenger

翼よりも富


「翼を下さい」の曲の2番で


“いま〜富とか〜、名誉ならば〜

いらないけど〜、翼が欲しい〜”という歌詞を



今〜、富とか〜名誉が〜欲しい!!

って歌ってました目



だいぶ歌詞、短縮しましたね

(むしろ、そっちが大人の本音ですかね)

Satomi
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posted by satomi at 03:42| Comment(0) | 日記

格上げってことでしょうか


ベーゼンは、ハプスブルグ家の紋章を許された

貴族のピアノ


お部屋も「わー、金の鏡とかあって、貴族の部屋みたいですね!ぴかぴか(新しい)


と言って頂いてます



・・・


思いっきり下町の生まれなんですけどね(笑)


知らない間に、貴族に格上げされたもようです

Satomi
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posted by satomi at 03:34| Comment(0) | 日記

果てしない感じで


どういう環境に居るかで、成長するかどうか

大きく変わってくるかもしれませんね



以前の環境では、頭打ちだったなと思います



新しく、環境を整える事が出来て


楽器のポテンシャルも、扱いきれないほど器が大きくなり

活動に十分な可能性を提供してくれる音響の空間もできました



そうして、やるべきことが、たくさん出て来たのに加えて

労力はかかりますが、自分が新しく興したり

「やれること」も同時に増えました



成長につながる、果てしない宿題がみえてきて

それを、できることからトライしています




白子の茶わん蒸し.JPG




小さな器のまま、納まっていたら

それ以上は、何かを頑張らず


出来ることが見えてこない分

どこか高慢になっていたかもしれません



果てしない道のりがあるのを

見せてくれた、新しい環境は


奢らずに研鑽を積み続ける糧になっています時計

Satomi
タグ:Life
posted by satomi at 03:23| Comment(0) | 日記