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【Photos by Ebico (海老原博和)】


音楽を奏でるような、素晴らしい日々になりますように


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Photo by Satomi Ito


コンサート・サロン “Les ailes”(レ・ゼール)

2015年12月27日

お金持ちピアノへのヒガミ


親御様がお金持ちとか、金額的に恵まれている環境に

生まれ育っていれば


リクエスト一つで、ベーゼンドルファーだってスタインウェイだって

土地だって家だって、防音室だって


ごく簡単に買ってもらっています


数千万どころか

一億を軽く支給しくれる親御様もいらっしゃいます



では、そんな方達がどれだけ演奏活動されているのか


どれだけ、設備を生かしているのか


どれだけピアノと上手く付き合って、メンテして

弾き込んで生かしているのか・・・



答えはみんな、生かしていないです



全く弾かれない、朽ちて行く名器

ほとんど使わない防音室

汚れてごちゃごちゃで、お手入れしてもらえない家

又は、ほとんど空家状態の家



全部、死んでるじゃないですか・・・




ベーゼンは、お金持ちピアノでもあります

多額のお金さえ注ぎ込めば、誰でも形は購入できます




私がまだ学生の頃


たとえどんなに努力しても

どんなに願っても

名器の購入など、全く現実不可能で


夢を語る事さえ、嘲笑されていた頃



お金持ちピアノにされて

大事にしてもらえない朽ちてゆく名器と

価値のない扱いをされる設備


そんな在り方に

無力な学生の時分でしたが、とても腹立たしく思っていました



手に入る余地が全くないので、余計になんですけどね


残念な学生のひがみです黒ハート(笑)


弾かないんだったら、粗末にするんだったら

私もらいますから!!

と、思ってました(笑)



あの時は、徹底的に憤ってました



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とても素晴しい楽器です



適当に扱うような楽器ではありません

子供に遊ばせる楽器でもありません


ピアニストが、演奏をする為の楽器だと思います



自分だけの練習室なら、もっとコンパクトに

6畳くらいで十分でしたが



周りの音楽家の仲間にも、振り幅をもって利用できるように

自分だけでなく、もっと役に立てる空間になるように


これから、防音設備をどうやっていこうかと

悩んでいる音楽関係者の、何か良いアイデアになるよう



何よりも



コンサートをして、誰かに聴いて頂いて

「素敵なピアノですね!」と


楽器が持っている世界の素晴しさを、精一杯

ベーゼンそのものが、花開かせることができるよう



博物館に入って、見る人もなく陳列される骨董品でなく


楽器が、名器としてこの世に生れて来た

意味と価値を見出せるよう



それらの意思が、絡んだ形で

今のスタイルになりました



一年前に会場として形が完成した時

とても調子の悪い、先の見えないコンディションでした



“私はこれから、色々なパートのソリストをここに連れてくるから

一緒に音楽を奏でてもらって、歌ってもらって


また、彼らをより美しく彩ってあげられるように

あなた自身が生きかえるように”と


お家のピアノ様に言いました



あなたは、私の人脈の、もっと先の繋がりの中から


一番ベーゼンドルファーと言う楽器を愛し

人生の情熱を捧げて、日本のまさにトップの技術者を

自然に引き寄せて、連れてきました




見栄で購入したよそ様のベーゼンが

何らかのトラブルで、オーナーから離れる事も

時折、出会います



ヴァイオリンなどもそうかもしれませんが


ある一定以上を越えてくると


楽器が道具なのではなくて

人が、楽器を奏でる為の道具なのかもしれないなと

ふと思う時があります



演奏者が生きている間だけの、はかない夢のような時間ですが


生まれてきて良かったね、と

言えるようにしたいですねわーい(嬉しい顔)



若かりし頃のひがみは、これで卒業です黒ハート(笑)

Satomi
タグ:Life
posted by satomi at 01:05| Comment(0) | Messenger