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【Photos by Ebico (海老原博和)】


音楽を奏でるような、素晴らしい日々になりますように


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Photo by Satomi Ito


コンサート・サロン “Les ailes”(レ・ゼール)

2015年03月14日

夢の続きを


土地を探して、設計の話の時に

最初は、音楽家のシェアハウスが作れないかと考えていました




ベーゼンの為の空間を作る段階で

必ず家にスタジオが出来るのですから


時間調整して上手くシェアして使えば良い訳ですし



コンサート会場でも、同時に違う曲の音出しをしていて

集中しているときは、お互いあまり気にならないものです


(プロだからと言うのもあると思います

そうでなかったら、大変気になるかもしれませんが!?笑)




よく、オーケストラの公演の開場時間に

各自が自由に個人練習しているような感じというと

イメージがしやすいでしょうか



色々な音が混ざっている割に

あくまで「楽音」なので

そんなに嫌じゃないという不思議なものです



気が向けば合流して

また適当なあたりで個人練習に戻ったりして

自由にしています




さて、お家に戻りまして


シェアする分、他のメンバーの生活の経費が大幅に安く出来ますから


東京で演奏活動をしていく上で

負担が減らせるなと思いました





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私は、お陰様で最初から東京が故郷にもなりますので

上京する必要もなく

有難く東京暮らしをずっと続けさせてもらっていますが



武蔵野の時も、音大にやってくる人達は

ほとんどが全国各地から来ていました


(都民は30人に一人位だったのかな?)



卒業までは、皆さん親御様の仕送りで生活が賄えますが

そのあとは、何らかの仕事をしながら自活しないといけません



でも、最初から演奏の仕事がとれるほど甘くもなく



また自分のグレードが上がれば

楽器もより高いグレードの物が必要になってきます



音楽家のお仕事は、それこそ保障のない一発勝負なので


サラリーマンのように、有給やボーナスなんてありえないですし

体調を崩してキャンセルでもしたら、その日のギャラも無いし


下手すると、他の代役の演奏家さんに

そのポストが移ってしまうこともあります




そんな中でも

夢を追い続けて、頑張って生きている感じなのですが



とても素敵な演奏をして

才能のある人でも


生活とのバランスが取れなくなって

東京を去る事になる場面に

度々、出会います




本番をこなしていなければ腕は落ちますし

何も音楽の仕事が出来ないようなら


それこそ受験や学生時代も含めて

コツコツと頑張って積み上げて来た事も、消えてなくなりますので



音楽活動がほとんど難しいような土地に

居住地を移すとなると


事実上、そこで夢が終わります




どこか、寂しさを漂わせながら

お互いに言わないけれど分かっているそんな現実と


「頑張ってみたけど、だめでした」


と言う、やるせない諦めが入り混じった

報告を聞くときに



何とかならないかな、と思ったのが

きっかけでもあります




残念ながら、金額の問題で

当初の予定より大幅に金額オーバーしてしまうので

シェアハウスまでは届きませんでしたが

(すでに、この辺りのお家2軒分の金額なので十分大変です)




上京して、プロでやっていきたいと思って


日夜、普通の何倍も頑張っている方達の

音楽活動の助けになる何かが


あるいは支えになる何かが

作り出せたら



走り続けて、守り続けてきた大切な「夢」を

捨てる事をしなくても良くなるのなら



音楽を諦めて、上手く行っている誰かを妬んだり

いじけたままの気持ちで送るみじめな人生ではなくて



自分自身が、毎年大きく成長して


「演奏を続けてきて、私は本当に良かった」と

心から自信を持って、さらに進んでいけるような人生を

歩めるのなら



新しい価値が、生まれるのではないかと

考えたりなんかしまして



でも、実際は

そんな自分をサポートしている方達が沢山いて

どっちが何なんだか良く分かりませんが(笑)



「こうしたいんです」

というアイデアに、全力投球して下さる方達に恵まれて

とても幸せに思います



で、「天国」なお部屋があるので

その天国っぷりを還元していきたいと思います(笑)




現在、9月公演のリサイタルのソリストさんは

テノール(カウンターテナー)の堀江真鯉男さんに決まりましたぴかぴか(新しい)


素晴しいソリストさんをお迎え致しまして

定期公演に向けて頑張って行きたいと思います


(しばらくはクローズド公演が続きます)

Satomi
タグ:Talk
posted by satomi at 22:36| Comment(0) | Concert Salon

蜘蛛の糸のように


お帰りなさいませ家


お天気が良かったのが幸いですが

それでも、野外の演奏は肌寒く


待っている間に、寒さで手がかじかむ一日でしたダッシュ(走り出すさま)



ヒラヒラの下に、着込んだつもりだったので

大丈夫だろうと思っていた私の


さらに何倍もしっかり込んだ、歌い手さんのアドバイス通り

まだ、着込み方が甘かったのが分かって


次回、もし来ることがあれば

強力な対策で着ぶくれてこようと思います?(笑)




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イタリアに留学されていた歌い手さんと

お部屋の音響のお話になりました



やはり日本に帰ってくると、響かない環境で歌うことになるので

無理して声を押し出すような癖が誤ってついてしまうと

なかなか体にも負担がかかります



幸い、今は音響のとても良い空間で弾く事ができるので

ピアノを弾いていて疲れません



昔のお家では、響かない狭い空間に

国産のピアノで練習していました


一時間弾くと、かなりエネルギーを使ってしまい

ちょっと疲れて

少しインターバルを置くようでしたが



今のスタジオは、響きが豊かなので

小さなエネルギーで、音楽的に整えて演奏するスタイルになり


「頑張らなくて良いよ」と

お部屋にも、ピアノにも言われます


4時間弾いても、疲れません




多分、昔のお部屋での1時間弾くエネルギーは

今のスタジオの8時間位と同等かもしれませんね



と言うより

ここに来てから弾いて「疲れた」事が

一度もありません目



おそろしや・・・

いったい何十時間弾き続けたら疲れるのかって話ですけど(笑)

そのうち、マラソン練習で試してみましょうかね〜




まあ、そのぐらい違います

アコースティックさんにも、ピアノにも感謝ですわーい(嬉しい顔)





歌でも、響きの良い環境でなるべく音を出して

自分自身のコンディションを良い方向に保つのは

大事なことですね



特に、声楽家は自分の体が楽器なので


ピアノのハンマーが限界まで痛んだから、さあ交換だ〜みたいに

代えがきくものでもありませんし


出来るだけ、良い状態を作り上げるのは

お仕事の上でも、長く歌い続けるためにも大切です




「一流の上手い演奏家さんは

ほとんど息を使っていない」


という話題になりました



長い長いフレーズも、思いのままに歌う時


小さなエネルギーで、豊かに鳴り響いていれば

ほとんど負担なく、艶やかに美しいPPPで歌えます




響かない空間で、力技だけの発声をしていると

とても出来ない(身につける事もできない)技です




とにかく素晴しい歌い手さんの絶品のPPPはまるで

一本の細い蜘蛛の糸が、どこまでも続いて行くように感じたことがあります



心を打つ音楽表現としても

そのコントロールが自在に出来るのは

上手い証拠でもありますね




そんな事もあいまって


やはり、音楽家として演奏活動をされている方達には特に


音響の良い空間で、自己のコンディションの調整や

音楽的な内容の研鑽の場として


自宅のスタジオを役立ててもらえたらと思っています

(その為にもこうしたんですけど?笑)



音を出していると

一時間で、変わります



プロは、そういうことを良く分かっていますから


だからこそ、そういう場所で毎日音出しできるのって

天国みたいだね、と言います




ほんとに、お陰様で天国なので

こうして人間界に戻って、せっせこブログを書いています?(笑)

Satomi
タグ:Singer
posted by satomi at 21:34| Comment(0) | Concert Salon