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【Photos by Ebico (海老原博和)】


音楽を奏でるような、素晴らしい日々になりますように


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Photo by Satomi Ito


コンサート・サロン “Les ailes”(レ・ゼール)

2014年05月07日

Mr.El Basha


レバノンのご出身で、フランスで活躍している

アブデル・ラーマン・エル・バシャさんの演奏を

お聴きしましたるんるん



最初はそれほど、細部まで詳しくなく


「エル・バシャさんって、出身どこですか?」

と聞かれて

“あれ?ハンガリーだっけ?”と

トンチンカンな返事をしてしまった後で


「ベイルートです!」

「という事で、レバノンです」


と、周りから補足を入れて頂いて(笑)



探したら、プログラムに

ちっちゃい字で詳細が書いてありましたとさ



ああ、こんなんじゃイケナイ!




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それはさておき


音楽がご専門ではない方からも

素朴な疑問をもちかけられました


「何で、こんなに人気があるんだろう?」

と聞かれました



ショパンコンクールや、チャイコフスキーコンクールで

一躍有名になって、世界中でも名の知られた

特別なピアニストのチケットより、売れている、とのこと(笑)


1200席規模の大ホールが完売


しかも、全公演で完売するのは

よっぽどの人気なので


すごく気になったようですね





一番は、日本人にとって聴きやすく

好感が持てる演奏というのが

あるのかもしれませんね



あくまで控えめで謙虚な姿勢で

丹念に曲と向かい合っているピアニストさんで


たとえばトリッキーに自己主張したり

自分を誇示するようなパフォーマンスを一切しない


上品で紳士的な演奏です



控えめがゆえに、個性が滲み出している感じで

技術はもちろんですが


情感の込め方も、どんなに高揚する場面でも

しなやかに知的で、細部まで意識のある

素晴らしい演奏です



Beethovenの、ピアノソナタの全曲演奏の録音も

複数回されています



とても美しい演奏で

その時も、「熱情」を聴いていましたが


最終楽章で、右手で16分音符が流れる中を

左手で(手を交差する形で)メロディーを弾く場面など


若干音が取りにくい形になるので

普通は、ちょっと乱暴気味になるんですが


絶妙なテンポの緩め方と

見事なフレーズのおさめ方で


何とも美しいではないですか・・・!




これは!って感じです




フランスの騎馬隊が、どんなにスピードを出しても

常にエレガントで美しいようなイメージなんです



当たり前ながら、バシャさんはフランス語も堪能です



Ravelも、本当に美しくて

実際に弾くには、えらく難しい部分が沢山あるのですが


(弾き方として、両手が重なった状態で

和音が密集したりとか)



そんな、隣り合った音同士が

ガッシャン!!と耳障りに鳴ってしまう場面でも



まるで、精巧できらめくようなガラスの芸術作品のごとく

光彩を保った、洗練された美しい響きを奏でます



このバランス感覚と、技術力と

何よりもずば抜けたセンス



フランスの方が

「トレビアーンぴかぴか(新しい)」と仰っていましたけど(笑)


そりゃ、トレビアーンですよ!



またお聴きしたいですわーい(嬉しい顔)

Satomi
タグ:Pianist
posted by satomi at 17:37| Comment(0) | 活動報告